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大和のよもやま話~“選ばれる鍛冶屋”~

皆さんこんにちは

株式会社大和の更新担当の中西です。

 

~“選ばれる鍛冶屋”~

現場は短工期・多工区・人手不足。同じ良さを速く繰り返すために、鍛冶工事の運営を仕組み化しましょう。ここでは受注→段取り→施工→検査→引渡の全体を強くする実装例を紹介します。


1|A4一枚の“標準”から始める

  • SOP(標準作業手順):溶断・孔明け・溶接・仕上げの要点とNG集をA4で。

  • WPS(施工要領)は板厚帯×姿勢でテンプレ化、QRで現場提示

  • 写真基準(必須カット・距離・角度)をサンプル付きで共有。


2|治具と段取りで“早い=きれい”を両立

  • 直角・平行治具測る回数<治具に当てる回数

  • クランプ・位置決めピン仮付け再現性UP。

  • プレユニット(工場で半完成)化で現場は据付+接合のみに。


3|人×機械の最適配置

  • 磁気ボール盤×2台孔明け→面取り並列処理

  • ポジショナー導入で全姿勢→下向き化、ビード安定&スピードUP。

  • 切断は“切る人”固定で品質の均一化、消耗品の摩耗予測も数字で管理。


4|DX:迷わない・探さない・待たせない

  • 図面・SOP・WPSをタブレット集約、最新版のみ表示。

  • 工区・材料・写真QR/バーコードで紐付け→台帳は自動生成。

  • 日程ダッシュボード:揚重スロット・他職種の干渉・材料到着が一目で分かる。


5|品質を数字で回す

  • 一次合格率(VT)手直し率1接合あたり工数日次で見える化

  • 不具合カルテ:欠陥×要因×是正×再発防止を1行で。週次で共有して再発ゼロへ。

  • 摩耗・消耗刃物・ノズルの交換時期を運用ルール化。


6|安全・衛生の“仕組み”

  • 火気作業火の番30分残留・消火器位置・火花飛散距離の掲示。

  • 高所:フルハーネス・ランヤード接続先の図示、動線テープで転落を予防。

  • ヒューム:局排と風向の管理マスクの装着基準を明文化。

  • ヒヤリハット24h一次報告→72h対策を固定ルールに。


7|見積と原価——“長さ×脚長×姿勢補正”で統一

  • 見積は溶接長×脚長×姿勢補正×材料×仮設をテンプレ化。

  • 実績は1接合のタクトで管理、差分は要因分析(待ち・干渉・不適合)。


8|教育の90日プログラム

  • Day1–7:安全・火気・道具。ケガキと直角治具の基本。

  • Day8–30:溶断→面取り→孔明け→仮付の一連流れを反復。

  • Day31–60:姿勢別溶接、スキップ/対称、VT基準を暗記。

  • Day61–90:小隊リーダー体験、写真台帳の作成、是正の進行管理。


9|“30日で変える”改善ロードマップ

  • Day1–7:SOPとWPSのテンプレ統一/写真基準の掲示

  • Day8–14:治具の整備(直角・位置決め)/消耗品の在庫基準化

  • Day15–21:タブレット運用開始(図面・QR台帳)/ダッシュボード試験運用

  • Day22–30:KPI公開(一次合格率・手直し率)/週次“1行カルテ”運用


10|発注者チェックリスト

[ ] WPS・SOPの提示 [ ] 摩擦面保護のルール
[ ] 写真台帳の納品可否 [ ] 火気・高所の安全体制
[ ] 一次合格率・手直し率の実績 [ ] 工程干渉時の調整窓口


“選ばれる鍛冶屋”は、標準化(A4一枚)×治具×DX同じ良さを速く提供します。
安全と品質を土台に、段取り勝ちで利益体質へ。今日からテンプレ整備とQR台帳で一歩